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■三好　鉄生　プロフィール

昭和２６年１１月３０日、北海道の炭鉱町赤平市に生まれる。本名　三好鉄夫。炭鉱夫一家の４人兄弟の末子であったが、次兄を中学一年の時に落盤事故で亡くしている。
中学卒業後、集団就職で上京、大森の理髪店に見習いとして住み込みで勤め始める。

朝から晩まで働きずくめに働いて、夜はボイラー室の横の狭い屋根裏部屋で眠るだけの毎日で、給料は月に７千円だった。それでも貯金がたまれば北海道の親元へと送った。
つらい毎日が２年間続いたとき、父危篤の知らせを受け、急いで北海道へ戻り、そしてそのまま兄弟達とともに炭鉱夫として働くことになる。

暗い鉱道に汗水たらした日々も報われず、折からの不況のあおりを受け閉鎖する炭鉱が多く、やむなく生活の為に一家揃って神奈川県の相模原に移り住む。本人もキャタビラー工場の旋盤工として、再び働き始める。

仕事の合間に仲間達と作ったバンドで歌うことが唯一の楽しみで、‘７９年に開かれた新人オーディションに応募、約3000人の中から強い個性と歌唱力が認められ、プロ歌手への道を歩み始める。

‘８２年３月、「アイ・ラヴ・ユー　この街」でデビュー。同８月「涙をふいて」の大ヒットで一躍スターダムに”成り上がる”。ＣＭにも起用され、「がんばりまっす！」は流行語にもなった。その後、「すごい男の唄」「娘の運動会」等BIG HITSを連発。

世紀を超え、５０才を迎えた今、その変わらぬバイタリティーとパワフルなボーカルが再び注目を集めている。